Ren'PyはPythonというプログラミング言語で作られたビジュアルノベルエンジンです。
Ren'Pyの基本的な機能だけでも作品は作れますが、Pythonを知ることで「痒い所に手が届く」ようになります。
とはいえ、Pythonというプログラミング言語を1から学ぼうとすると大変です。
ここでは、Ren'Pyユーザーが知っておきたい内容に的を絞ってPythonの使い方をご紹介いたします。
※ 書き手は中堅(?)Ren'Pyユーザー兼しろうとPythonユーザーです。過度な期待はご遠慮ください。
準備
お手元にRen'Pyをご用意ください
新規プロジェクトを1つ作成し、1度起動してみてください
目次
1記事1トピックで8項目ご用意させていただきました。
00.はじめに(導入・コンソールの練習)※この記事
03.条件式(==、>、!= など)
05.リスト(["aaa", "bb", "c"]など)
06.リストの有効活用(append、index、sorted)
Pythonコードを実行してみる
今回は、書いたPythonコードを実行したり結果を確認したりするための方法を紹介します。
まずはRen'Pyで新規作成したプロジェクトを起動してみてください。
起動したら「Shift + O」を押してください。
すると下図のような画面が出るはずです。
この画面をコンソールといいます。
ここで様々なRen'PyコマンドやPythonコードを試すことができます。
試してみましょう。
例えば、「a = 1」と入力してエンターを押してみてください。
これは「aという名前の変数に、1という値を与える」という意味です。
aという変数の中身を確認してみましょう。
「a」と入力してエンターを押してみてください。
aの値「1」が表示されるはずです。
変数については次の記事で詳しく説明します。
ここではコンソールに入力しながら「フーン」と思っていただければ結構です。
練習
コンソールに次のコードを入力してみてください。1行入力する都度エンターを押してください。
a = 1
b = a + 2
b
変数bの中にはどのような値が入っていましたか?
4行目に、bの値「3」が表示されるはずです。
今回はここまでです。お疲れ様でした。
cf. 関連ページ
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補足
「今後Ren'Py以外でもPythonを使いたい」という方向けに、Pythonを試す方法をもう1つご紹介いたします。
Anacondaという無料のアプリケーションがあります。AnacondaをインストールするだけでPythonの開発環境が整います。
「Anaconda」もしくは「Anaconda Python ダウンロード」などのワードで検索してみてください。入手方法が見つかるはずです。
Anacondaのインストールが完了しましたら、同時にインストールされる「Spyder」というアプリケーションを起動してみてください。
下図はSpyderの画面の例です。
左半分: コードを書く部分
右上: 変数名と値の一覧
右下: ちょっとしたコードを試すなど
以下の操作方法を覚えておくと便利です。
「F5」で左のコードの実行
コード中に「#%%」を書くとセクションを設定できます
「ctrl + Enter」で選択中のセクションを実行できます
操作方法が分からない場合は検索してみてください。
以上です。