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Ren'Pyユーザー向けPython講座 - 02.四則演算(+-×÷)

更新日:2022年8月21日

本シリーズでは、Ren'Pyユーザーが知っておきたいPythonの使い方をご紹介しています。

詳細および事前準備などは「00.はじめに」をご確認ください。


今回はプログラミングの基本の1つ「四則演算(+-×÷)」について説明します。

敢えて説明するほどでもないかもしれませんが…。



 


準備

Ren'Pyのプロジェクトを1つ起動し、「Shift + O」を押してコンソールを開いておいてください。



四則演算(+-×÷)


基本

以下のような式で計算ができます。コンソールに入力して計算結果を確認してみてください。

※「#」はコメントです(ここでは入力不要)。尚、「#」の後の文は入力しても無視されます。

3 + 5   # 足し算
16 - 2   # 引き算 
3 * 6   # 掛け算
32 / 8   # 割り算

カッコで囲むと先に計算します。次の2つの計算結果を比較してみてください。

3 + 8 * 2
(3 + 8) * 2

文字列の足し算

足し算に限っては文字列でもできます。

次の1行をコンソールに入力して結果を確認してみてください。

'みなさん' + 'こんにちは'

但し、数字を足すときは注意が必要です。単純に足すとエラーが出ます。

数字を「str()」で囲って文字列に変換してから足すと上手くいきます。

'こんにちは' + 2021   # エラーが出る
'こんにちは' + str(2021)   # エラーが出ない

変数と四則演算

計算結果を変数に入れることもできます。

calc1 = 3 + 5

計算の途中に変数を入れることもできます。

calc2 = clac1 * 2 + 8

(入力結果)

ここまで、実際にコンソールに入力してみると下図のような感じになります。



今回はここまでです。お疲れ様でした。


cf. 関連ページ

Ren'Py部屋 @crAsmビジュアルノベル情報部屋

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もう少しだけ頑張れる!という方は、以下の内容もご覧ください。



補足1:「+=」とは

次のような書き方をすることもあります。

num_ex = 12
num_ex += 1

上記をコンソールに入力し、「num_ex」の値を確認してみてください。

「13」になっていると思います。

もう一度「num_ex += 1」を入力し、再度「num_ex」の値を確認してみてください。

「14」になっているはずです。


つまり、

num_ex += 1

num_ex = num_ex + 1

と同じ意味です。

「+=」を使うとちょっとスッキリする、というだけの話です。


ちなみに、

num_ex += 2 
num_ex -= 1

のような書き方もできます。



 


補足2:文字列の引き算?

下記のように、文字列の引き算はできるのでしょうか。

'こんにちはみなさん' - 'みなさん'

入力してみてください。エラーが出るはずです。


ですが、文字列の一部を抜き出すことは一応できます。

文字列の後ろに[〇:〇]という記述を入れてみてください。

'こんにちはみなさん'[2:7]
'こんにちはみなさん'[:5]

上記の例では

「u'にちはみな'」

「u'こんにちは'」

という結果になるはずです。


このような記述方法を使った経験はほとんどありませんが…。



 


補足3:その他の演算子

「x % y」はx÷yの余り(剰余)

「x ** y」で「xのy乗」

もあります。

17 % 5   # -> 2
3 * 2   # -> 6
3 ** 2   # -> 9


以下、蛇足です。


「17÷5 = 3あまり2」の「3」(整数の商)の方はどう得るのか。

「//」が使えるようです。この記事を書くために調べて初めて知った。

17 // 5   # -> 3

少し注意が必要なのは、「//」を使わずとも、そもそも整数同士で割り算をすると結果が整数(小数点以下切り捨て)になります。

確実に小数の結果を得たければ「17.0 / 5」とするなど割る数or割られる数を意図的に小数にする必要があります。

また「//」を使わずに「int(17.0 / 5)」という形で整数にすることもできます。

int()のような書き方については前回の「01.変数」の補足で少々触れましたので、未読の方は併せてご覧いただくと参考になるかと存じます。





以上です。


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