先日、web拍手にメッセージを1件いただきました。ありがとうございます!
この場にてご返信させていただければと存じます。
※ Twitterの自己紹介ページにweb拍手のリンクが残っていたのを見落としておりました;今のところまだご利用いただけますが、2022年2月をもって更新は停止しております。今後は お問合せ ページのフォームをご利用いただければと存じます。
> neko様
初めまして、この度はメッセージをいただきありがとうございます。
思う所がある中でお気遣い頂き恐縮です。自分の文章などモノ好きな方しか読まれないだろうと思いながら書いていましたので、貴重なフィードバックたいへん感謝いたしております。
頂いた内容でいくつかの切り口でコラムが書けそうなほどではありますが、それらを並べられてもお困りになられるかと存じますので要所のみで自重いたします…。
本件に限らず、日々見聞きする限り「制作者 vs プレイヤー」という構図で世間に認識されている印象が少なからずあるように感じますが…そうではなく、自分の理解ではフリーゲーム関係者は主に次の3者と考えています。
1) 制作者
2) プレイヤー
3) その他(ゲーム登録サイトやエンジン提供者、企画運営者など)
以下、この1)~3)をまとめて「ステークホルダー」(利害関係者)と呼ぶことにします。
ステークホルダーに共通する考えとして「フリーゲーム界隈が盛り上がってほしい」があると思います。
基本的にはステークホルダー全体が幸せになれるのが理想だと考えていますし、そのような考えの元であのコラムも書いています。
そして、今回言及した規格化・標準化というのは「3) その他」の人たちがメインで担うのが理想的、というお話でした。
ただ、それだけでは制作者やプレイヤーは手も足も出ないことになるので、一応こういうアクションが起こせるのでは?ということでデファクトスタンダードの提案をした、という構図です。
言うまでもなく、フリーゲームそのものと同じように、あのコラムを読み始める・完読する・アクションを起こすかどうかは各読み手の自由です。
自分もプレイヤー 兼 制作者ですので、プレイヤーはもちろん制作者が不必要な苦労をするのは当然望みません。そして、3)の人たちが良いシステムを作れば制作者もプレイヤーも苦労しないはずです(実際英語圏ではそのような仕組みが整っている(と思われる))。ですが…以下はコラムの締めで述べた通りです。
ちなみに、3) その他の人たちがよく検討して制定する標準ができたとすれば、そのようなものは「デジュリスタンダード」と呼ばれます(デファクトスタンダードの対義語)。
別の視点で、そもそもそんなにしっかりしたガイドラインが必要なのか?(なぜ?)、という点についてですが…確かに昔はダウンロードして起動して気に入らなかったらやめる、で良かったような気もします。最近は容量が大きいからなのか、昔のゲームは黙っていても規約がしっかりしていて最近はその限りでないのか、最近はYouTuberなど比較的新しい文化圏の人との関わりが増えてきている為なのか、昔はプレイヤーが多くガイドラインの不備で多少プレイヤーを取り逃しても構わなかったが最近はプレイヤーが貴重なのでプレイヤーのエクスペリエンスを向上させることが一層必要になっているのか…様々な可能性があるかと存じますが、この辺りは改めて少し考えたり整理してみたいところです。
それでは、老害の長話はこのくらいにしておきます。改めまして、メッセージ大変ありがとうございました。また、ここまでご覧くださっているようでしたら本当にご覧いただきありがとうございます。